ラベンダー

ラベンダー<Lavender>
プランター栽培・育て方と種類

ラベンダー<Lavender>
★紫色の花と、すばらしい香りのハーブの女王

科 目 : シソ科/一年草、多年草
苗植え : 3~4月、 9~10月
開花期 : 春から初夏
利用部位 : 葉・茎・花
草 丈 : 2m以下
原 産 地中海沿岸、インド、カナリア
諸島 など

効 能 :(主に精油)血圧降下、抗うつ、
鎮静、消炎 など

写真はイングリッシュ・ラベンダー

<概 説>
ラベンダー(英:lavender)の原産地は、地中海沿岸、インド、カナリア諸島、北アフリカ、中東で、ラベンダーは、シソ科ラヴァンドラ属(ラベンダー属)の半木本性小低木、亜小低木の通称であり、半耐寒性の通称:ラベンダー、コモン・ラベンダー(イングリッシュ・ラベンダー)などを指します。

ラベンダー(ラヴァンドラ属)は、ヨーロッパ南部を中心に、カナリア諸島~地中海沿、インドにかけて39種の様々な種が知られ、多年生のものとそうでないものがあります。高さは2メートル以下で、春に紫や白、ピンク色の花を咲かせますが、中でも紫色の花が最もポピュラーです。なみに、ラベンダー色(英語版)は薄紫色を意味します。

多くの種は、花、葉、茎は細かい毛でおおわれて、その間に精油を出す腺があり、揮発性の油を多く含むため、草食動物はほとんど食べませんが、芳香で蜂などを引き寄せます。

伝統的にハーブとして古代エジプト、ギリシャ、ローマ、アラビア、ヨーロッパなどで薬や調理に利用され、芳香植物としてその香りが活用されてきました。1930年代にラベンダーの栽培は本格的に行われるようになり、現在では園芸用としても世界で広く愛好されています。

日本において、ラベンダーの初期の記述が見られるのは、江戸文政期の西洋薬物書で、「ラーヘンデル」「ラーヘンデル油」の名前で詳細な説明がされています。幕末期には一部ではありますが、ラベンダーの精油が輸入され、栽培も行われていたと考えられています。

昭和期には、香料の原料として北海道富良野地方などでさかんに栽培されて精油が生産され、1970年にピークとなりましたが合成香料の台頭で衰退しました。

現在では、富良野などでラベンダー畑が重要な観光資源となっており、また、精油を採るためにコモン・ラベンダー(イングリッシュ・ラベンダー)や、スパイク・ラベンダー、ラバンジンなどが栽培され、精油は香料や香水の材料となり、アロマセラピー(芳香療法)等に利用されています。   

コモン・ラベンダー(イングリッシュ・ラベンダー)
スパイク・ラベンダー

 

ラバンジン

 <分 類>
ヨーロッパ各地で盛んに品種改良が行われたことや、交雑種を生じやすい性質のために、呼び名や学名はかなり混乱しており、分類に関しては現在も研究が進められています。また植物学上の分類では同一種であっても、産地により抽出される精油の成分組成や香り、生物活性(効能)が異なる事から、生産地名を加えて区分している場合もあります。歴史的にひとつの通称が、複数の種に用いられる例も見られます。同じ種のラベンダーでも、多数の通称を持つものも少なくありません。

イタリアン・ラベンダー、スパニッシュ・ラベンダー、キレハ・ラベンダー は、ローマ時代にすでに知られていました。古代ローマでは、地中海地方に自生するいくつかの種が活用されていましたが、それらはほとんど区別されることはなく、コモン・ラベンダーを初めて他と区別したのは、中世の修道女ヒルデガルト・フォン・ビンゲンです。

最初の近代的な分類で重要なものは、1937年にイギリスはロンドンのキュー王立植物園のDorothy Chaytorが行ったものです。Dorothy Chaytorは、28種をストエカス節、スパイカ節、スブヌダ節、プテロストエカス節、カエトスタシス節、デンタータ節の6つの節に分けましたが、容易に割り当てることのできない種が残されました。

栽培種や園芸種はスパイカ、ストエカス、プテロストエカスの3節から出ており、カエトスタシス節はインドやイラン、スブヌダ節はアラビアやソマリアに分布します。現在日本で見られるものは、園芸書ではイングリッシュ系(スパイカ節)、フレンチ系(ストエカス節、デンタータ節)、ラバンジン系(L.a.ssp angustifoliaとL. latifoliaの交雑種)、その他に大別されます。フレンチ系はイングリッシュ系より開花期が早く、スパイカ節(イングリッシュ系)の種は分類・学名に変遷があるため、現在でも古い学名の使用するなど、学名の誤用が見られます。

最新の分類は、Tim UpsonとSusyn Andrewsによるのもので(2004年)、ラヴァンドラ亜種(ラヴァンドラ節、デンタータ節 、ストエカス節)、ファブリカ亜種(プテロストエカス節、スブヌダ節、カエトスタシス節,、Hasikenses 節)、サバウディア亜種(サバウディア節)の3亜種があるとしています。 <出典:Wikipedia 2015 10.11>

<特 徴>
ラベンダー
は、ハーブの中でも特によく知られた、非常に人気の高いハーブです。ラベンダーの香りには人の心をリラックスさせる働きがあり、疲れて家に帰ってきた時などに、ラベンダーのフローラルでさわやかな香りがあると、身体に染みついた1日の疲れを一瞬のうちに忘れさせてくれます。

ラベンダーは、アロマテラピーにおいて最も頻繁に使われるエッセンシャルオイル(精油)です。その精油成分には肌の細胞を活性化させる働きがあると同時に鎮静作用があるので、緊張やストレス、不安感を和らげ、気分をゆったりと落ち着かせてさせてくれます。ラベンダーは用途が広く、まさに万能ハーブという事ができます。

ラベンダーの代表種のイングリッシュラベンダーは、冷涼で乾燥した気候を好み、日本の梅雨のような高温多湿が最も苦手なため、日本での栽培は多少厄介です。

ラベンダーは種類が豊富で、系統だけでもスパイカ系・ストエカス系・プテロストエカス系・デンタータ系等、8系列があり、品種に至っては多種多様になっています

収穫後の利用方法

利用部分 : 葉・花・茎
利用法 : ハーブティー、ハーブバス、ポプリ、クラフト、ドライフラワー、切り花、ガーデニングなど
主要成分 : 酢酸リナリル、リナロール
精油の効能・効用 :

◆精神面・・・・神経の緊張、不安をやわらげるリラックス効果と安眠作用があります。

◆身体面・・・・
頭痛、特に鋭い痛みに効果があります。殺菌力が強く、鎮痛作用もあります
ので、風邪に効き、予防にもなります。虫刺され(蚊、蜂、ブヨなど)の毒を中和して
くれます。火傷。精油を直接塗ると、驚くほど効果があります。切り傷。殺菌効果によって、
傷口を守ってくれます。

◆美容面・・・ニキビ、吹き出物、ブツブツなどのトラブル肌の場合、高い殺菌力が効果的
です。細胞の成長を刺激し、肌を若返らせる効果が期待できます。

栽培カレンダー
10 11 12 翌年以降
植えつけ
手入れ
お礼肥
収穫
ふやし方
さし木・株分け さし木
  ■耐寒性・耐暑性は品種によって異なります。(ページ下部、「ラベンダーの種類」 を参照)

 

1.ラベンダーの代表品種
ラベンダーには様々な種類があります。
ラベンダーの代表と言えば、イングリッシュラベンダー ( スパイカ系 )ですが、
イングリッシュラベンダーは、コモンラベンダー、トゥルーラベンダーという呼び方もあります。

もうひとつの代表品種はフレンチラベンダー ( ストエカス系 ) と言う、
穂の頭にリボンのような苞葉があるタイプのラベンダーです。

■イングリッシュラベンダー



           イングリッシュラベンダー

ラベンダーと言えばこのイングリッシュラベンダー。いくつものラベンダーの中で最も香りがよいのがこの品種です。殺菌、抗菌、鎮静作用などの薬効をはじめ、多くの働きがあると言われ、クラフトやハーブバス、料理などの利用度も一番のラベンダーです。
イングリッシュラベンダーは、乾燥気味で、あまり肥沃でない土地を好みます。寒さには強く、高温多湿と蒸れに弱いという特徴があります。富良野でよく見るものはこの種類です。

●栽培・育て方のポイント
耐寒性はありますが、日本の夏の高温多湿が苦手です。暖かい地方では株を維持するのが難しいようです。日当たりと水はけ、風通しの良い場所に植え、蒸れないように切り戻しや間引きをしましょう。鉢植えなら、梅雨時の雨を避けて、軒下やひさしの下に置いたりします。ベランダなどの床面が暑くなるようなところでは、レンガなどで鉢を持ち上げて、風が通るようにすると少しは違うようです。

■フレンチラベンダー 



             フレンチラベンダー

穂の頭にリボンのような苞葉があるタイプのラベンダーです。甘い香りはあるものの、スパイカ系ほど香りが強くないので、利用度は低くなります。料理にも向きません。切花やポプリに利用します。フレンチラベンダーは、寒さに弱く、比較的暑さには強いのですが、蒸れやすいので注意が必要です。

●栽培・育て方のポイント
イングリッシュラベンダーと違って、寒さに弱い半耐寒性ですが、日本の高温多湿の夏にも比較的良く耐え、開花期間が長く、次々に花を咲かせるので一年中花が楽しめます。スパイカ系より丈夫です。

1.ラベンダーの栽培・育て方(苗の植えつけ)

ラベンダーは種からも育てられますが、発芽までにかなり時間を要しますので、苗からの栽培がお勧めです。
アルカリ土壌で水やりはごく控えめに、やや乾燥ぎみにした方がうまく育ちます。
肥料も控えめがベター、肥料は苗を植える時与える元肥と、収穫が終わった秋にお礼肥として
固形肥料を少し与えるだけで充分です。

<用意するもの>  ・ラベンダーの苗  ・鉢(5号鉢以上)又はプランター  ・鉢底ネット  ・ゴロ土(鉢底石)
・培養土  ・苦土石灰   ・マグァンプK(化成肥料)  ・シャベル  ・ジョウロ

1 鉢(プランター)の底に、鉢底ネットを大き目に切って入れ、ゴロ土(鉢底石)を敷きます。 2 鉢(プランター)に市販の培養土を入れ、マグァンプKを小さじ3~5杯程度加え、よく混ぜます。また、土1リットルに対し小さじ1杯の苦土石灰を混ぜ、酸性土壌を中和します。

3 苗を準備します。苗は丈が低くても茎がしっかりしたものを選びましょう。 4 苗を、鉢(プランター)の真ん中に植えつけます。水はけがよくなるように根本をやや高くします。
定植後は、水を鉢底から流れ出るくらいにたっぷりやり日陰に3~4日置いた後、日当たりのよい場所に移します。

2.ラベンダー栽培・育て方のポイント


●栽培難易度

栽培難易度は種類によって異なります。このページ下部の 「ラベンダーの系列と種類」 の頁をご参照ください。

●肥料

肥料の与えすぎはよくありません。元肥と、年に2回4月と9月に固形肥料を少量与えるか、年1回収穫後にお礼肥として与える程度で充分です。

●日照

日光が当たらないと生長が良くないので、充分に日光に当てるようにしましょう。夏場はできるだけ風通しの良い場所に置いて、温度が上がらないような工夫が必要です。冬は0℃以上あれば枯れることはないので、戸外においていても特に防寒などの対策は必要ありません。

●生育適温

品種・種類によって異なります。

●水やり
水やりは、用土の表面が乾いた時だけ、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えるのがコツです。もともと乾燥気味の環境を好みますので、常時土の表面が乾燥気味になるようにしましょう。とは言うものの、夏場は土が乾きやすいので、1日2回くらい与えます。

●手入れ
まとまりよく樹型を整えるために、収穫を兼ねて4月か9月に伸びすぎた枝や混み合っている部分の枝を剪定します。また、本格的な冬に入る前に、本株全体の3分の1ほどをばっさりと切り戻しましょう。冬前に切り戻しを行うと、翌春に切り戻した茎の脇から枝が伸びてきて、また花が楽しめます。梅雨時期前にも株の中が蒸れないように、混み合っている部分はばっさりと切り落としてしまって、風通しを良くしましょう。

●収穫時期

を利用する場合は、剪定や間引きをするときに収穫を兼ねます。少量なら、休眠期以外の葉が茂っているときにいつでも収穫できますが、刈り込みすぎると開花に影響するので、なるべく剪定の時期に収穫します。
花の収穫は、当然開花シーズンですが、満開になると芳香成分(精油)が揮発してしまうので、1つの花穂に花が2~3輪咲きはじめた頃が収穫適期です。ポプリに利用する場合は、蕾の状態で収穫すると色もきれいで、香りも長持ちします。
収穫する時間帯は、前日も含め、晴れた日の午前中(午前10時位まで)がベター。ラベンダーが芳香を放つ、一番コンディションの良い時を逃さずに収穫しましょう。

●植え替え
鉢植えの場合はそのまま育てていくと根がきゅうくつになって生長できなくなってしまいますので、根が鉢底からはみ出したら、一回り大きい鉢に植え替えます。適期は生長がはじまる3月~4月頃です

●ラベンダーのふやし方

さし木でふやせます。さし木の時期は、5月から6月、または9月から10月で、10cmほどの虫や病気のない芽をさし穂とします。さし穂は、土に埋まる部分の葉を全部取り除き、土にさす部分を斜めにカットし、わりばしなどで土に深さ3cmくらいの穴をあけて、土にさします。さし終わったら半日陰に置き、土が乾かないように管理(水やり)すると、10~15日で発根しますので発根したら日向に移動します。20~30日で移植できるようになりますので、容器(鉢)に植えつけて立派な株に育てます。

2.花が咲いたら収穫する

  1 初夏には紫色の花が穂状に
咲きます。花が咲く直前がもっとも
香りのよい時期です。
  2 収穫する時は、なるべく茎を残さ
ないように収穫します。
  3 収穫後は茎を短く刈り込んで、
根本に化成肥料を少量与えて、翌春
の開花にそなえます。

<ポイント>
収穫後に枝や茎を短く刈り込む事を、「切り戻し」と言います。切り戻して根本に化成肥料を少量与えておくと、翌春には枝が伸びてきて、また花が咲き収穫できます。
成長して根が鉢底からはみ出したら、一回り大きい鉢に植えかえましょう。

2.ラベンダーの系列と種類

ラベンダーは大変種類が多く、8つのグループに大別されます。8つのグループとは
<1>スパイカ系 <2>ラバンジン系 <3>ストエカス系 <4>プテロストエカス系
<5>デンタータ系 <6>カエトスタシス
 <7>スプヌダ系 <8>その他のラベンダーです。

このグループの中で一般家庭での栽培に適したものは、スパイカ系ラバンジン系
ストエカス系プテロストエカス系デンタータ系の、5つのグループから生まれたものに限られます。


<1>スパイカラベンダー系
自生地は地中海沿岸地方の1000~2000mの高地で、このグループの原種は、
イングリッシュラベンダースパイクラベンダーウーリーラベンダーであり、イギリスに導入されて多くの園芸品種が作りだされています。このグループは苞 (苞=萼片や葉が花弁のように変化したもの) を花穂の先に持たず、葉は裂け目がなく細長く先端が尖っています。
イングリッシュラベンダーはラベンダーの代表種で、乾燥気味であまり肥沃でない土地を好み、暑さに弱く寒さに強い、という特徴があり、フローラルな香りがします。富良野でよく見るものはこの種類です。
スパイクラベンダーは暑さに強く、幅広のグレーグリーンの葉をした、カンファーな香り(スーッとする香り)が強いのが特徴です。
ウーリーラベンダーは、花穂は10cmくらいで、濃紫色の花をつけます。全草白い綿毛で覆われ、白銀色の葉とのコントラストが美しく、カンファーな香りし多湿に弱いです。



<2>ラバンジンラベンダー系

イングリッシュラベンダーとスパイクラベンダーとの自然交配や人工交配によって作りだされた品種で、両者の性質を合わせ持っています。ラバンジン系は不稔性 (植物が種子を生じない現象) のため、種子で増やすことはできず、さし木や株分けで増やします。この品種は生育が旺盛で、樹高が1mを越えるものが多く、花穂は雄大で苞は細く錐の形をしています。葉幅は広く、通常カンファーを多く含んだ香りを持っています。グロッソラベンダー、スーパーラベンダー、ボゴングラベンダー、アラビアンナイトラベンダー、ディリーディリーラベンダー、インプレスパープルラベンダーなどがあり、香りも強く強健で耐暑性があるため、栽培しやすいハーブです。


<3>ストエカスラベンダー系

別名フレンチ・ラベンダー。このグループは花穂が肉厚で丸く、花の先端にあるウサギの耳に似た形をした苞が特徴的で目立つので、他のグループと容易に区別がつきます。葉は細長・長円形で全緑の葉を持ち、花茎は枝分かれせず全草短い毛で覆われている場合が多いです。栽培条件がよければ四季咲きさせる事ができ、イングリッシュ種より長く花が楽しめますが、スパイカラベンダーに比べ寒さに弱く、暖地ではよく育ちますが、多湿に弱いので注意が必要です。
このグループは3つの原種と多くの亜種、さまざまな交配種があります。ストエカスラベンダー、ストエカスアルバラベンダー、アボンビューラベンダー、エンジェルラベンダー、キューレッドラベンダー、グリーンラベンダー、フェアリーウイングラベンダー、ヘルムスデールラベンダー、マーシュウッドラベンダーがあります。

<4>プテロストエカスラベンダー系
一般的にレースラベンダー・ファーンラベンダーという呼び方で親しまれています。葉にシダの葉のようなピナータ(深い切れ込み)が入り、レース状になっているのが特徴です。花茎は3本に分枝することが多く、四季咲き性 (四季咲き性=春から晩秋に掛けて花を咲かせる事) の性質を持ち、寒さに弱く、マイナス2℃以下での栽培は難しいです。ピナータラベンダーカナリーララベンダー(カナリエンシスラベンダー)などがあります。

<5>デンタータラベンダー系

カナリア諸島や北アフリカ、スペインに分布しています。深く切れ込んだ鋸葉のある緑葉が特徴で、花茎が厚く花穂は短いです。四季咲きの傾向があり年間を通じてよく咲きます。デンタータラベンダー、デンターターアルバラベンダー、リンダリグノンラベンダー、キャンディキャンズラベンダーなどがあります。

<6>カエトスタキスラベンダー系
インドに分布するラベンダーでカエト(毛)とスタキス(穂状花)を意味し、L.bipinnataとL.gibsoniiの2原種があります。

<7> スブヌダラベンダー系
アラビアやソマリアに分布するラベンダーでSub(~の下の方)とnuda(裸)を意味し、L.macra、L.aristibra cteata、L.subnudaなど8種類の原種があります。

<8>その他のラベンダー<異なるグループ(系)間の交配種>
スイートラベンダー(ヘテロフィララベンダー)は、ラティフォリアラベンダーとデンタータラベンダーの交配種です。イングリッシュラベンダーに似ていますが、葉に切れ込みが入り、樹勢が強く丈夫で香りが強いです。萼はグリーンで花はパープルブルーです。スイートラベンダーの他にも、異なるグループ(系)間の交配種に、アラルディラベンダー・グッドウィンクリークラベンダーがあります。


イングリッシュラベンダー

  ラバンジンラベンダー

ストエカスラベンダー(フレンチラベンダー)

ピナータ
ラベンダー

デンタータ
ラベンダー

  スイートラベンダー

4.グループ別・種類別 栽培・育て方のポイント


イングリッシュラベンダー/地中海内陸地域・冷涼地型
初夏開花型で、耐寒性がもっとも強い反面、高温多湿に弱いです。秋から早春にかけて剪定を実施し、冷涼地は株元より10cm残して強剪定し、暖地ではスタンダード型に仕上げます。

ラバンジンラベンダー系地中海沿岸地域・低地型
初夏~夏にかけての開花型で、耐寒性が強く、高温多湿にやや弱いが生育が旺盛です。剪定は秋から早春にかけて実施し、冷涼地は株元より10cm残して強剪定し、暖地ではスタンダード型に仕上げます。

プテロストエカスラゲンダー系/地中海沿岸地域・低暖地型
周年開花するので、適度に間引き剪定し追肥を行いましょう。冷涼地では冬の期間防寒する必要があります。


ウーリーラベンダー地中海沿岸地域・乾燥型
初夏に開花します。半耐寒性で、乾燥した寒さには強いのですが、多湿に弱いので注意が必要です。

ストエカスラベンダー系地中海沿岸地域・低地型
早春から初夏にかけての開花型で、半耐寒性です。開花後に剪定を実施し、秋までに枝を整えます。冷涼地では防寒する必要があります。

デンタータラベンダー系地中海沿岸地域・低暖地型
通常は秋から春にかけて開花しますが、開花した枝を適度に間引き剪定し追肥を行うと、周年開花しやすくなります。冷涼地では冬の期間防寒する必要があります。